振動吸収装置

スレンダーであったり、片持ち式であったり、または自身のエネルギー減衰率が約1%と低い構造物等は、車両や歩行者、または地震による載荷により振動が誘発されやすいものです。付加的な振動吸収装置を設けない場合、次のような問題が浮上することがあります:

  • 風荷重は共振を誘導し、それにより高層ビルに大きな振幅の振動を起こすことがあります。このような振動はそのビルの快適さレベルを劇的に下げてしまい(船酔いのような感覚)、使用を制限することになります。
  • 地震動を受けた後の高層ビルの自由振動は低サイクル疲労を起こす可能性ああります。
  • 橋梁における曲げやねじれを伴うギャロッピング現象や波打ち振動は、大きな振幅の振動を起こす危険な共振現象(Volgograd橋)であり、それにより床版が破壊されることもあります(Tacoma橋)。
  • スタジアム、床、そして歩道橋における人が誘発する振動が、設計許容値を超える振幅に達することがあります(Millennium Bridge)。

MAURERは、どのような振動問題に対しても最適な振動吸収装置を提供します。MAURER振動吸収装置は、人、車両、風、雨そして地震等どの原因による振動に関わらず構造物を、損害から守ります。装置は、個々の構造物に合わせて作られます。MAURER振動吸収装置は橋梁、鉄鋼積載、高層ビル、スタジアムそして芸術品を保護します